犬山まめなし物語

ふるさとの自然を愛するスズサイコの会

2月のマメナシ自生地

マメナシの自生地を守りたい

今日は池周辺の湿地で草刈り

をしました

山から湧く水が沢なって

池に流れ込んでいる場所を

マメナシとシデコブシの自生する多様性のある湿地にするのが

目標です。まずは

茫々な草を刈って沢が見えるようにして、ノリウツギ

ヒヨドリバナのある

半自然草地にする計画

 

保全する場所をABCDに分けて

毎月順番に保全していきます

間伐材でベンチを作りました

 

ベンチの向こう側を草刈りして

沢が見える景観にしたい

ノリウツギを刈らないよう

マーキングして

ススキ セイタカアワダチソウ

背の高い草を刈り

小さな植生に日が当たるように

草を刈りました

このベンチで贅沢な青空ランチ

マメナシ2番とシデコブシ

からのウメモドキ

からの ノリウツギ

なんてステキな青空!

 

ヒイ ヒイ ヒイ

ジョウビタキかなあ

午後からも 作業

マメナシ シデコブシ

ばかり見ていたけれど

ノリウツギ巨木がいっぱい

マーキングしました

写ってないところにも

ノリウツギの巨木があります

 

花の頃5〜7月?が楽しみ

その前に、シデコブシ

マメナシの花の季節が来ます

これから いい季節です

 

夢を言葉にして言ってみる

 机周りの整理をしていた(三年前の日付で書き込みのノートより)

 

夢がある。実現したらなんて素敵だろう。

実現までのハードルがたくさん見える。

できるの?いつも迷いの中にいるくせに。

どうせできっこないだろう、と思う代わりに

言葉にして言ってみた。

「仕事場が欲しい、犬山に住みたい。」2016/1/13

 

f:id:cspring:20190508184149j:plain

 

忘れていた、そんな日のこと。

今日犬山の仕事場にいます。

紆余曲折したよ、あきらめたり、向きなおったりして(笑)

 

この家の管理人さんがM本さんでして

ふるさとの自然を愛するスズサイコの会を主宰されており、

「マメナシが、マメナシが」というのでよく聞くと

2017年朝日が池マメナシ消失事件 のことでした。

マメナシ?何それ?状態でしたが、

大切な出来事のように思えました。

それが、まだ見知らぬマメナシとの出会いでした。

 

夢は成長します。

漠然として、言葉にして言ってみた

「人の心をつなぐ仕事がしたい」と。

 

見つめたことが拡大する。

好きな言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこに?  「犬山に住みたい。」

どうして? 「表現者でありたい、創りたい」

何を?   「人の心をつなぐものを」

なぜ犬山に? 好きな町、子供の頃から何度も来た

       歴史と文化と自然があるから

 

 

多度イヌナシ観察とお花見会

2019/4/20  多度イヌナシ(マメナシ)自生地に行ってきました。

今年の桜は花もちが良くて、街を抜けても抜けても花が途切れません。

遠くに埋めく山桜と花花花。新芽が萌える山山山。

美しい季節が巡る恩恵に感謝します。


f:id:cspring:20190424170401j:image

 葛山博次氏(92歳)が通学途中見つけたマメナシ自生地は(15歳なら1942年頃?)
1956年12月三重県天然記念物に指定、

2010年 国の天然記念物に指定されるまで
関係各者の努力と持続的な活動がありました。

三重県の環境課や、桑名市の推進課、地元の企業の参加とその家族と子供たち、

一般参加者、本年の参加者は60名です。
「多度は保全活動のコミニュティができているなあ~」と何度も感心します。

 

受付を済ませて、自生地へと山道を登ります(約20分)
あれは何?ミズキでしょ、アケビでしょ、踊り子草だの猩猩袴だの、

道草情報満載(笑)

f:id:cspring:20190424170514j:image

 

 2018年伐採した木がイヌナシに倒れて大惨事!

もうダメかと思ったイヌナシが満開で池に映っている

花、風、光、鳥の声、萌える山、誰に伝えようか・・・

f:id:cspring:20190424170246j:image

 

自生地はイヌナシの花花花。

今年のイヌナシ(マメナシ)は満開で迎えてくれました。

 

保全のために下草を整理して子供たちと幼生を探します、

 

f:id:cspring:20190424174641j:plain

あった、あった〜!(嬉)
葛山氏  「君の名前を書いておきなさい」 

玲奈ちゃん「れな 2019 書いたよー。」

 

f:id:cspring:20190424170302j:image

 保全活動を終えて、

地元の皆さんのご好意で筍の炊き込み御飯をいただきました。


参加団体の活動報告や自己紹介、スズサイコ代表M本さん、

f:id:cspring:20190424170427j:plain

 

まめGことF川さんのスピーチ。

f:id:cspring:20190424170449j:plain


名工大土木科 M田教授と学生さん達も、

研究調査保全のために参加されました。

f:id:cspring:20190424170316j:image

美しい春の日、この出来事が未来の希望に繋がりますように。

 

所感:行政と民間と教育が連携した保全活動は学び実行したい在り方です。
   特に、地元企業さんの協力は未来をつなぐ大きな助けとなります。
   木が育ち未来につながるプロセスをこどもたちが体感できますように。

 



f:id:cspring:20190424170646j:plain

遠くで手を振る まめG (笑)






犬山マメナシ観察会に行きました

名鉄羽黒駅近く、
板野邸のマメナシは満開です。
日本一のマメナシの樹(推定200年)の春に遭遇した奇跡に感謝。

f:id:cspring:20190409172940j:plainf:id:cspring:20190409173010j:plain

マメナシはナシの先祖で、絶滅危惧種に指定されています。
秋になると豆のような可愛い実をつけます。

f:id:cspring:20190409184723j:plain

が、鳥も喰わないほどマズイらしいです(笑)

f:id:cspring:20190408142012j:plain 

自家不和合性といって、
自分だけでは実を作れない、
子孫を残せない・・・というのです。
犬山には希少なマメナシが
いくつか確認されています。

次に、車に分乗してM池に移動しました。
写真は春の萌黄にあふれるM池です。

f:id:cspring:20190409173146j:plain

M池に確認されたマメナシの赤ちゃんです。
めぐり合ったいのちが結ばれて、
未来をつなごうとしています。

f:id:cspring:20190409173044j:plain

風、光、虫、けもの、
自分以外の様々な力をかりて、
他の樹の花粉と出会い、
受精した種だけが未来をつなぎます。

小牧市太良上池 マメナシ観察会に行きました

2019/3/31

雨上がりの朝、清々しい空と肌寒い春の風に震えながら、

たくさん蕾をつけたマメナシを見ました。

f:id:cspring:20190402202737j:plain

希少種マメナシが自生する 

小牧市大草 太良上池。

マメナシは愛知県、三重県岐阜県、長野県だけに分布します

四月上旬 桜に似た白い花をつける 別名「イヌナシ」

f:id:cspring:20190402205329j:plain


マメナシは空を仰いで咲きます。

その実は

鳥も食べないくらいまずいらしい。